ニュース

NEWS

プレスリリース 2018/05/21木造軸組工法の受託製造・新会社 ウッドステーション株式会社を設立

三菱商事建材株式会社(本社・渋谷区千駄ヶ谷)及びテクノエフアンドシー株式会社(本社・杉並区高井戸)は、共同事業として展開していた木造軸組工法受託製造事業をカーブアウトさせ、新会社「ウッドステーション株式会社」(本社・千葉市美浜区、塩地博文社長)を本年4月2日に設立。続いて5月21日には、第三者割当増資等を実施、パナソニックアーキスケルトンデザイン株式会社(本社・大阪府門真市)、YKKAP株式会社(本社・千代田区)が、新たな株主として加わり、資本金及び資本準備金3億円の新会社として事業をスタートします。

ピーク時には年間160万戸に達した国内新築住宅市場ですが、少子化と生産労働人口が急減する中、長期縮小傾向に歯止めがかかりません。加えて、木造建設の担い手であった熟練工としての大工が、高齢化により建築現場から急速に退場しつつあります。特に木造住宅市場の6割を占める地方の木造軸組工法の分野で大工不足が深刻になりつつあり、地域経済に与える影響も懸念されています。

ウッドステーションは、こうした現実を踏まえ、木造軸組工法の受託製造(下請け)のプラットホーム化という新たなビジネスモデル構築に挑戦します。

木造建築の受託製造というビジネスモデルを成立させるためには、ITの活用やサプライチェーンの抜本的な見直しなどを通じて、徹底した効率化、合理化を実現することが不可欠です。ウッドステーションでは、木造軸組工法をパネル化することで、工場生産を可能にしました。窓サッシ、断熱材などが一体成型された大型パネルを建築現場で組み立て、完成躯体(スケルトン)として提供。1日で上棟以上を完工させることで大幅な工期短縮とコスト削減を可能にしました。新会社では、全てのハウスビルダーに開かれたオープンファクトリーとして全国ネットワークの構築に取り組んでいきます。

また、製材・プレカット、施工、設計・プランニングなどそれぞれの段階で別々に作成されていた設計図面データを一元的に管理、材料データを建築の部品データとして取り扱える統合システムを構築したことで、IoT化が可能となり、今後、住宅用木材(国産材)のサプライチェーンの改革にも取り組みます。

 

 

会社概要

【社名】
ウッドステーション株式会社 WOOD STATION CORPORATION

【会社設立日】
2018年4月2日

【本社所在地/連絡先】
〒261-8501
千葉市美浜区中瀬1-3 幕張テクノガーデンCD棟3F
電話 043-306-1797 FAX 043-306-1798
HP http://www.woodstation.co.jp

【代表取締役社長】
塩地 博文

【事業内容】
・木造軸組用大型パネル生産及び販売
・木造軸組み完成躯体(スケルトン)の建設支援
・大型パネル生産設備の貸与及び技術供与
・設計情報の一括処理

 

第三者割当増資等の実施について

ウッドステーションでは、2018年5月21日に以下の企業に対して、第三者割当増資等を行い、
資本金1億7500万円となります。保有株式比率は以下の通りです。

三菱商事建材株式会社 33.3%
テクノエフアンドシー株式会社  33.3%
パナソニックアーキスケルトンデザイン株式会社 16.7%
YKKAP株式会社  16.7%

 

【本件に関するお問い合わせ先】

〒261-8501 千葉市美浜区中瀬1-3 幕張テクノガーデンCD棟 3F
電話 043-306-1797 FAX 043-306-1798
広報担当: 立澤・井上